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NSX-バイブル

NSX-バイブルマックス倶楽部・ライブラリー

1990年発売当時のACURA NSXの車両取扱い説明書。日本国内ではバブル景気に沸いておりオーダーが殺到、その結果生産計画をはるかにオーバーしてしまいあっという間に納期が年越しという状態になった。そこで先行発売されていた北米から左ハンドルのNSXを逆輸入というカタチで日本に持ち込んだ業者が現れそれを買い求 める人も多かった。アキュラNSXは正規ディーラー車では無いためメーカー保証は一切適用されないが、そこはメイドインジャパン。同じ生産ラインで生まれたNSXの高い品質に変わりはないのである。必要なパーツは日本国内にあり、車検証を添付すれば必要な部品はホンダから供給される。

2000年の秋にツインリンクもてぎにてホンダ主催で行われたNSX誕生10周年記念フェスタに、オランダからいらしたNSXオーナーの方が我々の店に立ち寄っていただいた。自国のNSXクラブに加入されかなりのNSXフリークであり熱心に話をされていたのを今でも思い出す。いろんな話から帰国後ホンダのカタログを送って下さるという話になり、実際に後日送ってくださった中に添えられていた非常にお洒落なレターで私の宝物のひとつであり大切に保管している。

オランダで販売されているNSXのカタログ。左ハンドルでエンブレムはHマークのホンダブランドで販売されていた。日本仕様と異なる点は、外装ではヘッドライトウオッシャーやリヤフォグライト等。

こちらもオランダの方から送っていただいたパーツメーカーのカタログ。日本製品のOEMっぽいのもあるが、やはりやりたい事は国は違えども目的は同じように感じられた。

所有するNSXのパーツリストカタログは3冊です。一番下のは初期型リトラクタブルヘッドライト専用、真ん中は2001年からの固定ヘッドライト専用、そして一番上のグリーンのは初期型の輸出仕様のレアモノです。

で、これがその輸出用NSXのパーツリストの中身です。NA1のあとの[]にEやらFなどアルファベットが載っていますね。これはそれぞれの仕向け地、いわゆる国を表しています。例えばEはイギリス、Fはフランスとお国によっての交通法規が異なるためそれぞれに合わせた設定にして輸出しているというわけです。例えばハンドルの位置は右or左とかスピードメーターはキロ表示なのかマイル表示なのか・・・。その国の通行区分(左右)によってヘッドライト照射角度も変わってきますし、オーディオでいえばラジオ放送局の周波数なんかも違いますから。私、この輸出用の一冊を目を凝らして見てると色んな発見があってすごく楽しいんです。まさにオタク向けバイブル!!

こちらは2001年以降の固定ヘッドライトに代わってからの日本国内用の一冊です。ご存知の通り、初期型へ流用できるパーツも多々あり、特に有名なのがテールレンズセットですね。あとはリヤアンダーカウルなんかも初期型への流用が流行りました。

こちらは初期型のリトラクタブルヘッドライト用のパーツカタログです。すでに13版だそうで・・・。
表紙にもありますが、NA1には100型〜160型まであるんですが、マニュアルミッション車は130型までなんですね。それ以降のマニュアルミッション車はエンジンが3.2リッターになり型式がNA2に変更されたのです。NA1の100〜160型までは全てリトラクタブルヘッドライト車ですが、みなさんはそれぞれの違いや変更点を説明できますか?昔やってたクイズ番組「カルトQ」の出題内容にNSXというのがあったなら出てみたかったかも!あ、その当時はそんなに詳しくはなかったか・・・。